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12「白地図を埋めて」



台風か。去ればまたきっと…。

気付かないふりをしていたけれど、 夏休みの出来事を懐かしむあたり本当はもう秋なのだと心では気付いていて。

あの刺すような日差しは戻らず、季節が移ろうのをじんわり肌で感じる9月。 名残惜しいのだけれど体はホッとしているようです。


我が家はフェリーの旅でした。


目指すは四国。




携帯も繋がらない船内は家族が密になる時間。

日々のあれこれから離れると、トランプだってなんだってこどものように夢中になれてしまう。

童心に帰るというのは、おとなになったから、親になったからこその醍醐味。

日頃家族のまわりのことをやるのは割りと好きな性分なのだが、

家を離れすっかりと身軽な気持ち。

綿密に計画など立てられない夫婦の旅だけれど、困ることもない。 気まま同士で本当に良かった・・・





この旅では川で2回、海で1回、湖で1回水遊びをした。


どれも下調べなくの寄り道、昼御飯は道の駅で買った地元の食材の巻き寿司だったり

着替えが足りなくもなったが、そんなことに捉われないのがなんとも幸せで楽しくて。





11歳から1歳の4きょうだいみんなが有意義な旅って、

例えば体験やアクティビティを申し込んだりしようとすると誰かに我慢が生じてしまうし

普段から遊具より野山遊びが好きだから。


個の意義より家族の意義優先。


笑った!はしゃいだ!





そんな我が家だけれど唯一この旅で日時を合わせて向かったものは「阿波おどり」。 夫婦のいつか…を叶える旅となりました。





暑い夏、涼をとるのもよいけれど一層暑くなるのも良い!

暑い熱い夏の夜。

非現実的で夢のよう。

脳裏に焼き付いて…と思うのだけれど、あまりに日常から離れた世界観だからか 思い返して浮かぶ景色は提灯明かりが遠くに見えるときのようにぼんやりとしてしまう。





それは家族にとっても同じだったようで、

次女の絵日記は力強さよりぼんやりと夢心地に残されて。





そして旅の足跡がまた壁面の白地図に塗り足されました。 夢心地から抜けて、こうして形に残せたら。


さあ大好きな季節を迎える準備が整いました。