02「触れ合う時間」



4、5歳からだろうか。 何をおいてもだっこが一番、お母さんが一番の時期を越え、 少しずつこどもはこどもの世界を持つ。


こどもが自分の知らない歌を覚えて帰ってきて、 あぁこうして知らないことが増えてゆくのだなぁと染々した記憶がある。


11歳の長女に至っては、もう半分以上知らないのかもしれないが、 どれだけを私が知っているのかをはかることすら出来ない。


幸いまだ両手を広げれば迷わず飛び込む愛らしい長女なので、 うっとおしがられたりはしていないらしい。


分かりやすい節目以外は まさかこれが最後になるかもしれないなどと思わず月日が流れてきたなと寂しさもある。


例えば授乳を終えた日は記憶するが、さて最後に肩車をしたのはいつだろうか。

こんな具合に。 いつか両手を広げたくても広げない日が、 飛び込みたくても飛び込まない日が来るのだろうか。


親子の適正な距離感などというのは、4児の母だからといって勿論分かりようがないが、 ベタベタするのとは違う触れ合いの時間は大切にしたい。


わが家の場合、それに一役買ってきたのが「どくだみちんき」である。




何の事はない、どくだみを焼酎につけるだけなのだか虫刺されに重宝する。




一緒に花を摘んだり、トントンとガーゼで当てる。




末息子は膝に乗せると反射的に抱きついてくる。




それでは塗れないよと思いながら、もう堪らなく愛しくて言葉に言い尽くせない。




何歳になっても悪い気はしないようで、 自分で出来る年頃になった上3人にも私の出番がある。




私が科学的根拠より、昔ながらの暮らしの知恵や工夫に無意識に惹かれてしまうのは 市販の薬を塗るのとは全く違う、満ち足りた感覚がこんこんと湧くからだろうか。




これは○○に効くんだってさ おばあちゃんの知恵袋という響きが、もう無条件に温かいんだなぁ。

ちなみに嘘か真かシミにも良いというから親子共々お世話になりっぱなしだ。

こんなに生命力の強いどくだみだからなんだか効いている気がしてならないのですが 使用についてはご自身で調べてご判断くださいね。




4人のうちの誰かはこんな子育てをするかもなぁ。 なんて・・・想像して目尻が下がる触れ合い時間は私の幸せです。



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